小樽稲穂

ピアノ弾き語りライブコンサート

季節はすっかり、夏本番!あっという間にもう7月も半ばにさしかかろうとしていますね。

港町・小樽の海風も、なんとなくジメジメしてまるで梅雨のような日々が続き

皆さん少々夏バテ気味?・・・

ここらでちょっと、皆さんに心身ともにスタミナを取り戻して頂こうと、皆さんの大好きな

音楽イベントを企画しました。

 

地元小樽を中心に活躍中の、ストリートミュージシャン・石谷嘉章さんによる

【ピアノ弾き語りライブコンサート】が7月13日(水)、ウィステリア小樽稲穂にて開催されました。

15時の開演を待ちきれず、皆さん次々と会場へ集まって来られます。

毎回こうしたイベントを開催するたびに思うのですが、皆さん本当にいつも

私達の企画にご興味を持って下さり、積極的に参加して下さるのでありがたいです。

皆さんが参加して下さってこそのイベントですから

喜んで下さるご様子を見られることは、我々にとっては本当に有難いことなのです。

 

さて、お待ちかねのライブがいよいよスタートです!

ライブの前半は懐かしくも、少し哀愁を誘うメロディが続きます。

石谷さんが歌声を発した瞬間、皆さんの目に驚嘆と感激の輝きが宿りました。

そのことは、傍で見ている我々にもはっきりと伝わり、いかに皆さん一瞬にして

石谷さんの歌の虜になったかが、手に取るように分かりました。

 

透き通るハイトーンボイスに、音楽そして小樽の街並みや人々への熱い想いを乗せ、切々と

歌い上げる歌声から、石谷さんの魂とその熱量までもが 歌を通じてとめどなく聴く側の胸に流れ込んでくるようです。

そして中盤からエンディングに掛けては、ミディアム~アップテンポな楽曲で

会場の熱量も最高潮に!

石谷さんは、ライブを行なう際はその『選曲』や順番にも強いこだわりをお持ちです。

【明るい・楽しい・アップテンポ】な曲ばかりではなく、ある意味『聴く方の集中力を要する』ような

内容的に濃く重めの楽曲を、続けて披露されたりもするそう。

しかしこういった選曲は、オーディエンスが高齢者の皆さんだからこそ可能なのだとか。

ひとつひとつの歌の世界が、重く濃く、奥行きがあっても

聴き手が高齢者の皆さんだからこそ、各々の長い人生の中で得たたくさんの思い出の中から

思い出をひとつひとつ手繰り寄せ、手にとって懐かしむことが可能なのだと、石谷さんは言います。

 

目を閉じて聞き入っておられる方、一緒に口ずさむ方、涙を浮かべておられる方。

それぞれの楽しみ方で皆さん、歌の世界に没頭されています。

 

石谷さんの紡ぐ歌の世界は、まるで楽曲の持つ世界観を「風景」として

大パノラマで見せてくれるかのような魔法の表現力を持ちます。

皆さん思い思いに、その石谷さんの歌声によって目の前に映し出される風景を楽しみ

ご自分自身も、歌の世界に溶け込んでおられるように見えました。

 

さて、ライブ中盤では楽しいトークタイム。

石谷さんの、親しみやすい雰囲気ながらも、礼節を重んじるとても誠実なお人柄は

すぐに小樽の入居者の皆さんも大ファンになられたご様子です。

石谷嘉章さんは、小樽・高島のご出身で、なんと15年間も

地元小樽のアーケード街を中心に路上パフォーマンスを続けられています。

特に、ウィステリア小樽稲穂の所在地でもある『サンモール一番街商店街』には特別の思い入れがあり

これまでの活動の”核”としてこられたのだそう。

 

『僕は、自称・サンモール商店街オタクなんです(笑)』

『小樽は美しい街です。その小樽にふさわしい、美しい音楽で街を人を彩りたい』

と語る石谷さんの真摯な眼差しからは、本当に地元小樽を愛し、そして石谷さんもまた

小樽から『愛されて』こられたという歴史の重みと、それらに甘えることなく

ひたむきに貫き通してきた歌への強い信念や想いが

まるで「雪あかりの路」を照らすろうそくの炎のように

静かに、けれど熱く絶え間なく 灯っているように見えました。

ライブが終わった後、皆さんのあまりの反響の大きさに、スタッフ一同大感激です!

『また、必ず来てね』『今度はいつ会えますか?』などなど

皆さんも、石谷さんとまたお会いできる日を、今からもう待ちきれないといった感じでした。

入居者の皆さんが、ここまで喜んで下さる姿を見られるのは

本当にスタッフ冥利に尽きます。

 

石谷嘉章さん、一生の思い出になる素敵な一日を

本当にありがとうございました!!

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