TENGOコンサート
小樽の山々の緑も、柔らかい萌黄色から涼しげな若葉色へと衣替えを完了した初夏の小樽に
情熱のジプシーサウンドが響き渡る!
アコーディオンとバイオリンのたった二人だけのオーケストラ『TENGO』による
コンサートが、5月25日(水) ウィステリア小樽稲穂にて開催されました。
アコーディオンとバイオリンのハーモニー、どんな感じになるんだろう・・・ と
コンサート数日前から皆さんとても関心が高く、心待ちにしておられた方も多かっただけに
会場はあっという間に満席状態に。
皆さんのワクワク感と期待が最高潮に達する中
いよいよ、TENGO白熱のライブがスタートです!
まず驚いたのはそのサウンドの、圧倒的な迫力。
ダイナミックでパワフルなメロディが、聴く側の心にストレートに届きます。
そして、アコーディオンとバイオリンという、一見したところ異色とも思える組み合わせの
あまりの相性の良さとハーモニーの美しさに、皆さん瞬きするのも忘れるほど。
アコーディオンの音色はどこかノスタルジックで
セピア色の思い出を呼び覚ましてくれるようになめらかに
バイオリンは、哀愁の中にも清々しさと柔らかさを併せ持つ 重厚で凛々しい音色で
聴く人の心の琴線にやさしく触れていきます。
楽曲は、日本の歌謡曲から誰もが知っているオペラの名曲、ロシア民謡etc. と
とてもバラエティ豊か。
TENGOサウンドの魅力のひとつに 【まるで世界を旅しているかのような】 と挙げられるのも
納得のラインナップで、表情豊かに人気の楽曲を次々と奏でていきます。
いろいろな年代のどなたでも楽しめる、素晴らしい構成でした。
演目も残りわずかとなったところで小休止。TENGOのお二人によるMCタイムです。
バイオリン奏者の天野紀子さんは、スタジオミュージシャンとして、国民的映画「男はつらいよ」の
ソロをご担当されたほどの経歴の持ち主。
著名人にもかかわらず、気さくで柔らかい物腰が印象的でした。
バイオリン奏者・天野紀子さん
一方アコーディオン奏者の後藤ミホコさんは、元音楽の教員をなさっていたとか。
なんと4歳からアコーディオンを始められたそうです。
ご出身が兵庫県とのことで、関西弁の軽妙なトークで、会場を爆笑の渦に巻き込んでいました。
アコーディオン奏者・後藤ミホコさん
そして、コンサートもいよいよ終焉へ。
皆さん、魂こもる情熱のサウンドを全身で感じ取りながら
一秒たりとも聞き逃すまいと聞き入っておられました。
最初から最後まで感動に次ぐ感動の、ほんとうに素晴らしいコンサートでした。
終わってからも、「ほんとうに 良かった」「楽しかった」「元気をもらえた」と喝采の嵐で
哀愁と情熱のジプシーサウンドの、すさまじい迫力と圧倒的な美しさに
皆さんすっかり魅入られたご様子でした。
我々スタッフにとっても、皆さんがこんなにも喜んで下さるお顔を拝見できて
感動の一日でした。
TENGOのお二方、素晴らしい音楽と 楽しい時間を
思い出に残る一日を 本当にありがとうございました!!